広島のランカーシーバス 92cm

まず始めに書かせてい頂きたい事、自分はエキスパートでも、凄腕のルアーマンでもなんでもなくただの釣り好きに過ぎない事。 優れた技術も並外れた感性も持っていない事。そして今回の90UPも狙い済まして釣り上げた魚では無い事。

しかしながら、そんな自分でも90UPを不安なく獲れた事についてここで書かせて頂けたらと思う。
また、日々の釣行で突然訪れるランカーとの出会いに対しての参考になれば幸いです。

2007年10月31日朝マズメ。人生初めての90UPを釣り上げる事になる訳だが、その直前まで90UPを釣り上げてやるという気持ちはまるで無かった。

この日は日付が替わってすぐから釣行を行ったが、良い魚には出会えず、ふとイワシが接岸しているサーフがあるという話を思い出し、急遽移動。1投目から50cm有るか無いかのヒットがあり、釣れる気配はあったが、ランカーの予感は無かった。

その約10分後、90UPがヒットした。 明らかに良型とわ解る引きにバレるなと願う気持ちは在ったが、取り込めるかどうかという不安はまるで無かった。何故なら、それは準備をしていたから。

釣りの前にすべき事。 掛けた魚を逃さない準備。

その為に、道具を選び、ノットを磨き、ラインをチェックし、ドラグを合わせ、釣り場を見る。
それだけでは無い。魚を釣る為の基本的な事。

この日はそれらが出来ていたのだと思う。完璧では無いにしろ、90upには十分だったのだろう。
だから不安は無かった。 事実、92cm、7kgオーバーという今までの自分の記録を大きく上回る
魚を手にすることが出来た。

正直、この魚が釣れるまでの約2ヶ月間、ろくに魚は釣れていなかった。しかし諦めることなくいつか来るランカーに対する準備は続けていた。この魚はそれに対するご褒美だったと思っている。

技術云々の前に自分にはまだまだ足りない物が在る。この魚をきっかけに、勉強を怠らず、ご褒美ではない、自分で狙って獲った90UPを目標に、これからも準備を続けていこうと思う。

ゴロー・・・TWO HOUR