富津のランカーシーバス 91cm

川筋でやるのは本当に久しぶり。

今回のこの釣行の切っ掛けは書面の原稿の写真を押さえるためであった。
川筋と言うのは、干潟の釣りと違って時合いがしびや。
だから時合い前からポイントへ入りじっくり粘ってそのチャンスを待つ。

それにひきかえ干潟であれば1つのポイントでバイトが無くても、
潮位と共にあれこれ移動すれば魚の反応もあり退屈はしないが、
川筋と言うのは本当に時間を持て余してしまいそれが苦痛でついつい足が遠のいていた。

それもそのはず、私は昔から飽きっぽい性格である・・・・・・。
あのポイントはアングラーも多くなって今でもつれるかな?
と、思いながら満潮から下げ狙いで少し早めにポイントへ入る。

まだ釣れないと解っているので、
釣り以外の日常的なことを考えながらキャストを繰り返し時間潰しをする。

特にこれと言って特別な作戦らしいものは無かったが、
しいて言えば地形をよく理解しておくこと。
そしてプレッシャーに対する作戦を踏まえてポイントに入ったぐらいだ。

そろそろ待望の時合いがやって来る。
時合いとは潮が動く瞬間そしてシーバスがフィーディングする瞬間である。
アップクロスにキャスト!流れに乗ったルアーはフーディングポイントへ差し掛かる。

「重いバイトが来るかな~」と思いながらグリッブに全神経を集中させそれを何度も繰り返す。
しかし全然反応無し。

「ちかれた・・・・・。」

この釣りは不思議なもので、だいたい構えていると釣れない物だ。
そうこうしているうちに時合いも終盤に入る。

私の頭の中は「駄目なんだなぁ~釣れねえ!明日も仕事かよ~」と完全に戦意を失ったその時。
目の覚めるようなバイトがロッドに伝わった

「ゴン!」

突然のバイトに驚く私。「釣る釣るオーラを出しすぎていたのか???」
慌ててアワセを入れる、1回2回おまけに3回。

いつもより重い、でも引きはイマイチ・・・・・・・。
強引に巻取り開始。

手元で大きな頭を見せて大暴れ、そして走り出していく「ジィーーー!」
頭の大きさから推測するとメーター???

なんて、しばしの夢を見ながらドキドキランディング開始!
徐々にシーバスとの距離を詰めてハンドランディング。
そして大きな口を掴み持ち上げる。

徐々に体が水面から出始めると、「ありゃ~随分スマートなシーバス、思ったいたより短い・・・・・」
まぁ~メーターの夢はまた遠ざかったが
、久々の90代に大満足であった。

 

※Reported by NOMA