南房総のアオリイカ

デイのボートエギングでは中だるみの時間があって、何をやっても釣れない時間が存在する。数にすれば20ハイの壁。

シーバスでもそう。80cmの壁、90cmの壁など、そのサイズを超えれば以降、たやすく獲れるようになるというアレです。ボク、90の壁は越えてないけど。

エリアは房総。あまり個体数が多くないんではないかいといわれる房総をホームに持つボクにとってはその20ハイの壁というのがなかなか超えられなくて、超えればその先の世界がきっと見えてくると信じて通っていた大きな大きな壁。

岩井・館山のレンタル船では平均一人5ハイと言われている。

今シーズンは通った。
壁を越えたくて、様々なスタイルの人に同船を申し込み、教えを請うた。
各地方の猛者にも教えを請い、自分なりに噛み砕いて難解なイカのパズルを組み立てていった。

「数はいい、型が欲しい」
言ってみたいじゃん??その前にはまず数が獲れるようにならないと。

そんな南房総戦。

北~北東の風12メートルのち7メートル、水温19.1度。水深は10メートル以浅。総合的に情報を絞り込んで、シャローと決めた。水深8でも底が見えない。緑濁り。

ポイントを絞り込むまでに1時間かかった。それまでノーバイト。

ようやく1発目。
2008-12-22-891.jpg
7:57 600g

続けて2発目。
2008-12-22-893.jpg
8:17 600g

3発目。
2008-12-22-896.jpg
9:02 250g

4発目。
2008-12-22-901.jpg
9:13 350g
すべてアタリを取る。
送り込んでいってからの大アワセが気持ちいい。

すーーーーーーー、おりゃー!!!!・・・・・ぐぃーーーーん。
ってカンジ。

5発目。
2008-12-22-903.jpg
9:38 自宅検量1020g。
こいつはいきなりひったくっていった。大型にはこのアタリが多い。
いのまた釣具オリジナルがハマった。

6発目。
2008-12-22-910.jpg
9:58 500g。

7発目。
2008-12-22-914.jpg
10:43 750g。

ここから1キャスト1イカとなる。

2008-12-22-917.jpg

大きな移動をかけないので、スカリの中のイカを活かしておける。
明日もあるのでなるべく長時間活かしておきたい、というところ。

次のキャストで
2008-12-22-920.jpg
10:52 300g。

次も
2008-12-22-922.jpg
10:57 850g。

まだ続く。
2008-12-22-923.jpg
11:08 250g。ここでツ抜けは達成。

そして
2008-12-22-926.jpg
11:12 750g。

これは12ハイ目。
2008-12-22-927.jpg
11:29 300g。

13発。
2008-12-22-930.jpg
11:44 600g。

14発。
2008-12-22-933.jpg
11:52 250g。

15
2008-12-22-934.jpg
12:03 600g。

16
2008-12-22-938.jpg
12:22 400g。

17
2008-12-22-940.jpg
12:58 400g。

18
2008-12-22-943.jpg
13:12 350g。

2008-12-22-946.jpg
13:41 本日1ハイ目の巨大モンゴ。掛けるとショートストロークのジェット噴射ですぐ分かる。

2008-12-22-947.jpg
14:30 400g。

さて、ここで19ハイ。
ご覧の通り、後半になって1キャスト1イカ状態はとっくに崩れている。
大目標を目前にしてあと1ハイが出ない。どうやっても出ない。何をやっても出ない。でも出したい。何とかして出したい。
きっとこの1時間、エギの目はつり上がり、殺気はビンビン。イカも怖がって近寄らなかったんだろう。

諦めそうになるココロ。
しかしイカの神はボクを見捨てなかった。

ごくごく小さな前アタリ。
すーーーーと送り込んで、どりゃーーーーーーー!と合わせた。

乗った!!!!!!!! (絶叫)執念の1ハイ。

20ハイ目。
2008-12-22-950.jpg
惜しくもキロに届かず、950g。

スミ、もらってもいいから。
2008-12-22-954.jpg

喜びの記念撮影。

目標達成!壁を越えた。

たとえ風でも、いや風だからこそアタリを取っていく釣りのおもしろさ。
今日の釣果の9割は「乗せた」釣果だった。大アワセの末にどーんと乗った快感がたまらなかった。

さて、今後。
暮れに届いたアワビ本舗さんからのバックアップの知らせを受けて、来年からはエギをチューンナップしていこうと思っている。そして今までのノーマルエギでの釣果に対してさらなる高みを目指せる起爆剤になることを密かに狙っているのであった。

「次はサイズが欲しいね~」←言ってもいいよネ?師匠??

7 comments on “南房総のアオリイカ

  1. 20はすばらしいですねえ
    エギのチューンは楽しいですよ 釣りにいけないときはもっぱらエギチューンをしてますから 

  2. うらやましい釣果
    釣欲max
    明日かあさって
    海の状況見ていってきます
    なんかよいアドバイス
    ありましたらお願いします

  3. 初めてコメントさせて頂きます。
    しかし、凄い釣果ですね!
    私は西伊豆に相当通ったんですが、結局キープサイズと呼べるサイズは2ハイしか釣れず。。。。
    で、アオリ釣行から遠ざかっていたのですが、、、また狙いたくなってきました。
    今後もブログ更新楽しみにしております。
    よろしくお願いします。

  4. 出来上がったエギをなくしたら悲しくなりそうですね。
    最近はハラにも貼る人がいるみたいで、
    ボクもじっくりチューニングをしてみたいと思います。

  5. アドバイスと言えるかどうか。
    「この下にはイカがいる」という信じるココロでしょうか。
    ご一緒できる時があったら、一緒に信じるココロを育てましょう。
    良い釣果、期待しています。

  6. コメントありがとうございます。
    西伊豆ですか・・・今やどこの堤防もお祭り状態でしょうね。
    その先の沖にある島々がおもしろいんではないかと・・・。

  7. ぜひぜひ
    そのときを楽しみにしています

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