【ランカーシーバス】107cmの衝撃。近畿エリアの極限フィッシング

Last Updated on 2025年10月22日 by 爆釣速報

 

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takahiro.nomura.115より。

まさか、あのサイズが出るとは――。2024年3月25日、近畿地方の釣り場で報告された、驚愕の“107cm”の大型シーバス(タイリクスズキ)の釣果。寒さが残る春先、極寒の条件下でトップゲームという過酷な状況に、アングラーはどんな思いで竿を振ったのか。今回はその実釣の様子をもとに、ランカーを狙う上での地形・ルアー・潮読みのポイントを整理します。

■ 衝撃の釣果。マイナス気温でも挑むトップゲーム

投稿者は、Instagramにて極寒の中、トップウォーターに反応した一尾を公開。水温低下、風の強さ、マイナス気温…条件としては決して恵まれていない。にもかかわらず、慣れた動きでルアーを繰り出し、ついに“メーターオーバー”をキャッチ。
釣り場の雰囲気、寒さを跳ね返してヒットに至るまでの過程、そしてドラグが鳴る瞬間の緊張感。映像からもその空気が伝わってきます。

■ なぜ春先・極寒にビッグワンが出るのか

春先のシーバスゲームには、意外な“勝機”があります。ベイトがまだ回りきっていない状況ゆえに、魚は積極的な捕食モードになります。
また、水温が低めで活性は低いと思われがちですが、条件が下がれば下がるほど魚の“群れ”が固まり、魚影が濃くなるケースも。
トップゲームが効いた理由として考えられるのは、明確なベイトの反応と、魚の警戒が緩んでいた可能性です。
今回の釣行では、そういった“隙”をしっかり突いているのが見て取れます。

■ トップウォーターという選択肢

水面を割るあの瞬間を狙うなら、トップウォーターに勝る手はありません。
今回のアングラーも、あえて表層を意識したリトリーブを行い、“ドッグウォーク”や“ポッピング”といったアクションを活かしています。
前触れとして、小さなボイルが出た、ガボッと水面が割れた、という反応を見逃さなかったことが成功要因の一つ。
…もちろん、フックや接続部のセッティングは“ランカーに耐えうる強度”に整えていました。

■ 立ち位置・地形読みが釣果を左右した

この釣果に至る過程で鍵となるのが、地形と潮の動き。
岸際から沖へ向かって段差、あるいは壁・護岸・常夜灯など人工構造物が存在するエリアでは、シーバスは“ベイトを待つ”ポジションを確保します。
投稿者は、まさにその“待機ライン”を攻めており、狙ったのは“変化のあるシャロー”でした。
潮の流れが緩む瞬間、そこへベイトが押し寄せ、シーバスはそこに付く。
「風の吹き始め」「潮の止まりかけ」「差し込む明かり」…複数の条件が重なったタイミングを見計らってキャストを繰り返したようです。

■ ルアー&セッティングで差をつける

トップゲームで大型をモノにするには、ルアーだけでなく“その使い方”が重要。
今回のポイントとして以下の点が挙げられます:

  • フックの強化:魚が一気に走った際にバラすリスクを軽減

  • 接続部(スナップ・リング)の強度確保:ランカークラスが掛かった時に備える

  • アクションの演出:トップウォーターでは“見せて食わせる”ことが肝

  • 慎重な“居場所探り”:シャローに無理に入らず、魚が付くであろう変化にルアーを通す

このようなセッティングと使い方が、今回の107cm獲得に繋がっています。

■ フィールド環境から学ぶ攻略法

釣り場が持つ条件を、“ただの場所”ではなく“戦場”として捉えることが大切です。
たとえば:

  • 夜間常夜灯の明暗:ボイルやベイトの存在を察知する手掛かりに

  • 水温変化:魚が動きやすくなる条件を探る

  • 潮のヨレ・流れ変化:ベイトが集まり、シーバスも集まる

  • 人工構造物:壁・ブレイク・カケアガリなど“隠れ&待ち”ポイントの存在

特に今回のような“大型を狙う”ケースでは、こうした要素を“複合的に組み合わせる”ことが釣果を左右します。

■ まとめ:誰もが狙える“ランカーのチャンス”を掴め

どんな場所にも“大型のチャンス”はあります。
今回の釣行は、「寒くて条件が厳しい春先」「トップウォーターで挑戦」「地形と潮の変化を読み切った」という三つの要素がうまく噛み合った結果です。
重要なのは、道具だけでなく“読み”“攻め方”“タイミング”を意識すること。
あなたの地元フィールドでも、こうした視点を持てば、夢の“100㎝級”に手が届くかもしれません。

今夜、潮を確認し、風向きを見て、ルアーを一つ準備してみてください。
その一投が“ドラマ”になるかもしれません。