イソメの恋

久しぶりに夜釣りに出ました。
シーバス狙いの東京湾。
この時期、沖から戻ってきたシーバスが大量に接岸する沖のバースに一直線。
が、
南風が強く、海はかなりのシケ模様。
なんとかたどり着いた沖バースも当然オオ波で、夜の船長がはじめての彼は
「帰りましょ、帰りましょ」の連発。
さすがに船より大きな波が襲いかかってくる夜の海は怖いですね。
沖チェックを早々に済まし、静かな内湾へ。
そこはイソメが恋するバチ抜けの海でした。
バチ抜け・・・バチと呼ばれるイソメ類が、主に春の大潮を機に恋して愛して相手を求め、うねうねくにょくにょ身をくねらす行動です。見たこと無い人には何のことか訳がワカランかもしれませんが、ようするに夜の水面に体長20cmぐらいの泳ぐミミズがヒトすくいでかけそば3杯分ぐらい捕れちゃうぐらいいっぱい泳いでいるのです。
彼らにとって見れば「今夜こそあの子にアタックするぜ!」ぐらいに気合いが入った夜ですから、普段はドロの中で地味に暮らしているけれど、さぁ出発!とばかりに精一杯クネクネしながら水中に泳ぎ出るわけです。
するとそれはシーバスにとってはとってもごちそうなので、あっちでパクパクこっちでパクパク夢中になって食べられちゃうわけですね。
さらにそれはわれわれアングラーにとってもシーバスを簡単に釣るチャンスなわけで、あっちでびゅんびゅんこっちでびゅんびゅん竿を振るわけです。
釣れたシーバスの口の中を見るともう溢れんばかりにイソメをほおばっており、釣れた瞬間にビックリして吐き出すもんだからそこら中が未消化のイソメだらけになり、お気に入りのフィッシングスーツに吐き散らしたイソメが「ぴちょ」っとくっついた日には、ふぅ・・・とため息が出たりするもんなんです。
そんなバチ抜けの夜の釣果はまた。

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