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毎年夏になると、雑誌のトップページやネットの釣果報告を賑わすシイラ。
とても興味があって毎年毎年行きたいと思いつつも道具はないし、乗合船は恐そうだし、で行く機会がなかった。

でも、今年。
東京湾奥シーバス情報の村岡氏からお誘いがあり、彼の提唱する「ライトタックルで楽しむシイラ」を味わう機会に恵まれた。普段のシーバスタックルでOK。しかも小型ボート。仲間どうしで遊ぶから、たとえ大物をかけて走られてもまわりの知らない人に迷惑をかけることもない。

そんな夢のような釣りを7月の25日に初挑戦してきた。
その結果は125cmを含む大爆釣。氏に感謝すると共に、シイラ釣りのおもしろさにドップリとはまりこんでしまった。

でもやっぱり道具的には無理があって、2本継ぎのシーバスロッドはご覧の通り。
村岡氏やしゅうちゃんの楽しんでいるライトなスタイルは、しっかりしたオフショアロッドでしっかりと経験を積んだ上級者の楽しみ方であることを思い知らされた。



そこで急遽シイラロッドの選定を開始。といっても昔からあこがれていた「マボロシの赤いロッド」以外に選考の余地はなく、赤い軍団の中でどれが自分のスタイルに適しているか。これを毎日毎日カタログとにらめっこをしながら悩み抜いた。でも実際は悩んでいる場合ではなく、シーズン真っ最中の7月後半に自分の欲しいウエダの竿を買うことは至難の業。「よーし!ドルフィンスティック70MHかドルフィントゥイッチャーのどちらかだな!」なんてのんきに絞ってショップに電話をかけた瞬間に「在庫はもうありません」なんて言われてはじめて我に返った。

無いといわれると猛烈に欲しくなり、知り合いのショップに片っ端から電話。
でも、無い。

そこでウエダに直接電話。
ここでの担当さんがとても良い人だった。
営業の鏡とでもいおうか。
とても親身になって相談に乗ってくれて、「あなたのやりたいスタイルだったらドルフィントゥイッチャーが最も適していますよ」って。
そして在庫のある可能性の高いサンスイを紹介してくれた。

そこでまず今年のシイラ釣行における「引きの強さ」を暗示するかのような幸運に遭遇。

サンスイ上野店には7月ENDにおいて、ドルフィンスティック70MHとドルフィントゥイッチャー両方の在庫があった!

両方を触りつつ振って眺めて決められるなんて。
しかもこのシーズン真っ最中に。なかなかの幸運である。

最終的にはリールまで付けさせてもらって、ブンブン振り回して、店員さんに魚のマネしてロッドにぶら下がってもらって、ようやく決めたのがこれ。

ドルフィントゥイッチャーでした。


竿を買ったはいいものの、今度は財布の中が寂しい。釣り場の状況も芳しくない。
爆釣速報を更新しながら海の様子をうかがっていると、どんどん状況が悪くなっていく。

そのうち「相模湾は終わった」とか「シイラアドバンスはヒラマサアドバンスに変更します」とか言われだした。

今年のシイラは終わりかなぁ。なんて諦めかけた矢先に台風が発生。
被害に遭われた人々もいることだからにやりと笑っちゃいけないのは重々承知しているけれど、にやりと笑ってしまった。

そして台風が通過した翌々日。
快晴ベタ凪の絶好のシイラ日和にまたもや村岡氏のボートに乗る機会に恵まれた。

ちょっと涼しくなって日の出が遅くなった朝の5時。
僕らは魚の気配がむんむんする館山湾に出撃した。


第一投目から、コレ。
シイラ達はとても高活性。
ルアーを投げると「ワーイ!」と叫びながら、びょんびょん跳ねてルアーに向かってくる。

ドルフィントゥイッチャーの使い心地は、前回使ったシーバスロッドほどではないにしろルアーの操作性は抜群。もうちょっと自分の手首を鍛えればもっと長時間のトゥイッチアクションが可能になるだろう。またこのアクションは、きっとドルフィンスティックではできなかったに違いない。
買い物の成功を確信した。


エスフォーはとてもイージーに釣れる。ロッドを立てて水面であのウネウネを演出してやれば必ずバイトしてくる。

現場のシイラ達は狂っている。
同乗の氏にも次々にヒット。

そしてドラマが訪れた。
朝も攻めた場所。「もうそろそろ帰りましょうか」って気配が船中に流れ出した午後の帰り道。
ひときわ大きなオデコがボクのミスカルナを襲った。




ジャンプシーンは撮れなかったけど、ジャンプした瞬間、船中のみんなが「でかい!」って叫んだ。


曲がるドルフィントゥイッチャー。曲げて獲るウエダ。本当に良く曲がる。恐いぐらいに曲がる。




飛んだと思ったら、下に潜る。ポンピングを繰り返す。もうバテバテである。



走るだけ走られて20分後、ようやくランディング。ボクも魚もヘトヘトになりました。




そして計測。記録は126cm。前回の125cmの自己記録を1cmだけ更新。





ロッドを持っていた右腕はパンパンで、もうこれ以上は持ち上がらない。
この釣行記を書いている今なお痛い右半身の筋肉。動かして痛みが走るたびにニヤけてしまう。
筋肉痛が去るまで、ニヤケが続くんだろうな。

それにしても最高の1日でした。
キャプテン村岡。それからファイトを応援してくれたKさん、Yくん。
本当にどうもありがとうございました。


Rod:DOLPHIN Twitcher
Reel:BIOMASTER4000
Line:Fire Line16lb+Varivas40lb
Lure:Miss Carna
DIGICAM:SONY CyberShot P1
Photo by Kamber






 
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