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めまして、千葉県木更津市に在住しており1年中シーバスをウェーディングで狙い続けているODAKAと申します。まだまだ未熟な私ですが、自分なりのスタイルを書きたいと思います。これは自分なりのスタイル=趣味の域を越えたスタイルだと思っています。折角始めたシーバスフィッシングですから、色々な事を考えてシーバスに出会う感動、そして自然に対する感謝をいつまでも持ち続けたいと常々思っています。今の時期(11月)から来年2月頃までは1年の中で気温&水温は最も寒いですが、シーバスフィッシングとしては最も熱い時期でもあります。キッチリと防寒・安全の装備をして釣行していただきたいので、まずは装備から書かせていただきます。




ェーダーについて・・・もちろんネオプレーンです。私はブーツタイプだと歩きづらいので、シューズタイプを使用しています。1年中ネオプレーンを使用していますので、大体1年で買い換えています。もちろん、アンダーウェアーも防寒仕様ですよ。基本的にウェーディング&ランガンする自分としては冷えないように気を遣っています。

イフジャケット・・・これはウェーディングポイントだけではなく、どんなポイントでも必ず着用しなければいけません!!アングラーとしての義務です!しかも、この時期は防寒対策にもなります。 あと結構気が付いていない方が多いのですが、使用していくともちろん浮力も低下しますので、発泡の部分を押したりしてチェックする必要があります。折角着用するなら浮かなければ意味が無いですから・・・。私は大体1年で買い替えをしています。さらにその機能に合わせて持参するものが決まりますので、慎重に選ぶ必要性があります。丈が短く、ポケット容量が大きく、更に反射シートが付いているものが良いと思います。なかなか自分に完全に合う商品はありませんが、納得いくものを探してください。
【装着方法】
・しっかりと前面のファスナー等を締める
・そして、必ず股紐を通すこと!!
 股紐を通さないとライフジャケットが脱げてしまう危険性があります!!

【ライフジャケットに入れているもの】
・そのポイント用のルアー(当たり前)
・ロングプライヤー(フックを外す用)
・プライヤー(フック交換用&&ラインカッター用)
・フィッシュホルダー(ランディング用)
・メジャー(計測用)
・デジカメ(防水&耐衝撃&防塵)
・予備フック&予備スプリットリング&予備スイベル
・ショックリーダー
・携帯灰皿
・防水ターボライター
・防水携帯電話(緊急用)*充電満タンか確認
・その他、防水ヘッドランプ、キャップ、グローブはモチロンです。装備は自分の身を守るものですから、よく考えて選んでください。





ェーディングですから、軽量でかつバイトが手に直ぐ伝導するように、そしてキャスト時のバランスを考えてセッティングしています。



8〜9フィートがよいと思います。
・印籠継ぎ
・ティップが繊細
・バットが強い
・ガイドバランス
 

シマノなら3000番がよいと思います。
・キャスト時、バランスが取り易い
・人差し指でサミングできる
・ドラグ性能
・ラインローラー性能
・リーリング感触
・浸水してもドラグやラインローラーが正常に動く
・手入れが簡単




メインはコーティングの剥がれ難いPEラインの16LB。
リーダーはナイロンラインの20LBを50cmくらい。
ノットは抜けにくい電車結び改良ノット。(メインとリーダーは障害物の無いところでの記載です)
これだけは、皆さんにお願いしたいのですが、絶対ラインブレイクだけは避けるようにして下さい。 ノットやキャスティングなどに自信がない方は、太いラインを使用していただきたいです。ルアー9cm以下を使用する際は、丸呑みされる可能性が高いのでリーダーを太くした方がいいと思います。ヒット後は必ずラインチェックをして下さい。長時間する場合は、途中でラインシステムを組み直したほうがいいです。







の時期のベイトはボラ、イワシ、コノシロ、シラス、蟹、イイダコ、アサリ、バチ類など様々ですが、ルアーを食わせればいいので、あまり気にしていません。基本的に河川、外海ともに膝下〜2mくらいまでのポイントでの釣行となりますので、トップからシャローランナーで活性の高い個体をターゲットにしています。




水色、光、ベイトなどを考えて決定します。
よく使うカラーは、イワシ、レッドヘッド(パールホワイト)、ゴールド、クリアです。
水色が濁っていれば、アピールの強いカラーをチョイスしています。
水色がクリアであれば、ナチュラルやパールホワイトをメインにチョイスして、
更に光があればクリアをチョイスしています。




ベイト位置、水面、流れなどを考え、シャローランナーもしくはフローティングミノーを改良したものから決定します。大体、表層〜50cmくらいのベイトがいるレンジを通して活性の高い個体を狙っています。




ベイト、シーバスの活性に合わせて、ワイドウォブンロール〜タイトローリングの中から決定します。




基本的に12cm以上を使用しています。丸呑みされる確率が少ないですし、飛距離を確保できるからです。




太軸のフックに交換しています。ルアーはどれがいいとかは基本的にないですが、ルアーそれぞれの性能を把握していなければなりません。シーバスのいるポイントにキャストすれば基本的に釣れると思っていますので・・・。しかし、タフコンディションの場合などありますので、ポイントに気象条件をすり合わせていち早く状況を把握していくことが一番です。






は漁業関係者の方や付近の方の迷惑にならないように静かに駐車し、車内には貴重品等は絶対に置かないようにして下さい。もちろん、ゴミは必ず持ち帰りましょう!




・昼間にウェーディングルートの確認
・タイドグラフと気象情報を確認
・終了時間の決定&アラームセット

低気圧、南西の風などは潮位が下がりませんし、上がるのが早いので、上げ狙いの方は気をつけて下さい。
間違ってもお酒は飲んで入らないように!!
ライフジャケットをはじめ、装備を万全に準備しましょう。




・摺り足で歩く(窪みやエイを回避する)
・ポイントに近づいたら静かにする
・先行者がいれば、一声掛けてから50mほど離れて静かに入る
・先行者の後ろを通る場合も一声掛けてから静かに通る
・深く入り過ぎない
・ヘッドランプで水面を照らさない
・大声で話さない
・膝上まで入水する場合は、ドシャローがどこになるのか確認してから!!

入水しても基本的に問題のない潮位は流れがなければライフジャケットが濡れないくらい、流れが強ければ膝下くらいまでだと思いますので、くれぐれも無理のないようにウェーディングしてください。

型船舶の往来などでバカ波が立つことがありますので、「ゴォ-!!」ってコワイ波の音が聞こえたら直ぐに避難してください。私はほとんど1人で釣行していますが、久しぶりなポイントや初めて入るポイントにはしっかり下見してからはいります。しかし、下見のできないポイントなどは信用のおけるアングラーに同行をお願いしています。基本的には2名以上でしかも、そのポイントに何度か入っているアングラーと一緒に入ったほうがいいと思います。少しでも危険を感じたら上がる勇気も必要です。釣れるからもう少しという考え方はやめて、決めた時間もしくはそれ以上早く撤収することをお勧めします。1人で無理して流されても、他人にも迷惑がかかります。マナーとは他のアングラーをはじめ自分以外の方にもどれだけ気を遣えるかを考えればいいと思います。






更津エリアは港湾、干潟、河川、運河ポイントがありますが、これは全国どこにでもあるポイントだと思います。この11月から年末は干潟・河川を、年明け〜2月は河川・運河がメインポイントになります。シーバスも産卵を控えている個体、産卵後の体力を回復しようとしている個体が交ざっていて、正に荒食いの時期です。また、ランカーと出会える確率が高い時期です。これからの木更津攻略ではなく、いつでもどのように考えれば木更津のシーバスに出会えるかを書きたいと思います。

のポイントにも共通していることは、ベイト、流れ、水質、水色、ボトムの地形、ストラクチャーなどがあります。この条件が幾つも重なっているポイントで、シーバスが入りやすく、過ごしやすい潮位を覚え、更にその日ごとの気象条件や潮汐をすり合わせたポイントにシーバスがいます。しかし、実際は自然相手のゲームですから100%はありえませんが・・・。

こに辿り着くまでには、1つのポイントにトコトン通い年間のパターンをインプットし、翌年はどのように変化しているのかを経験していくことが必要です。1つのポイントを把握すれば他のポイントでも通用しますし、長い時間をかけることなく把握することができます。いつでも何故釣れたのか?何故釣れなかったのか?を考え次に活かすことがとても必要なことです。私の強みはポイントに近いので、日々の変化も把握することができます。実際ロッドも持たずにポイントチェックすることが多いですし、それがとても重要です。気象条件などが合わないと釣れないポイントなどはこれをしないとまず発見できません。簡単に見極める方法はそのポイントではどの潮位の間で釣れているか?どのくらい干満の差があるのか?を覚えていくことがよいと思います。その条件に流れを組み合わせるのが良いと思います。

ず潮位は20cm以上あれば釣れますが、基本的には50cm〜1m50cmがよいと思います。そして、流れが強いところを探してください。これはルアーから伝わるテンションと水面で判断します。その強い流れのどの方向に弱い流れや巻き返しがあるかを細かくチェックする必要があります。ですので、ルアーごとにどのくらいのテンションがかかるかを把握してなければなりません。流れを感じられない場合はアクションの大きいルアーを使用するとよく判ります。このくらいしか今の私では判りませんので、それぞれのスタイルを確立して狙ってシーバスに会える喜びを感じてください。シーバスの聖域“木更津”を制覇すれば全国制覇!?これがどこのポイントでも通用するスタイルだと考えています。





ーバスフィッシング=ゲームフィッシングなので、オールリリースをしています。それがカッコイイとか、正しいではなく、ただ個人的に子供や孫の代までこの楽しい時間を残していきたいので微力ながらしているだけであり、それが私のスタイルです。釣りの原点は食べることだというアングラーがいますが、私の中ではそれはあくまでも釣りであってゲームフィッシングではないと考えています。実際、アングラーだけでは厳しいかもしれませんが、やってみなければ何も変わらないですから・・・。少しずつでも良くなると信じています。もちろん、キャッチ&イートのアングラーはダメと言っているのではないです。強制でもないですし、各アングラーの考え方はそれぞれですし、生活環境も違いますから・・・。シーバスフィッシングとは、色々な要素を自分なりに考え、キャッチするまでの過程〜ランディングまでが最大の魅力であり、それがゲームフィッシングだと思います。リリースに関しても、まだ蘇生する可能性があるのに死んでしまうからと考えてしまうアングラーも多いようです。変な例えですが、人間が死にそうなら必死で助けますよね?私はそのくらいの感情を持っています。好きでやっているシーバスフィッシングだからこそ、出来る限りします。何と言っても死んで欲しくないのです!!エラや脊髄にフックが刺さらない限り100%に近い確立で蘇生すると考えています。今まで自分自身、デッド・リリースしたことはないと思っていますが、確かにリリース後は確認できないので判りませんが大きくなっていることを信じています。何と言っても蘇生後、シーバスがゆっくり泳いで行く姿を見るのも、ホントに最高ですよ!!1回リリースしてみると実感しますから、是非してみてください!!


リースを前提にしていますので、ヒットしてからリリースまでを考えなければなりません。ヒットした直後は確実にフッキングさせ、できるだけ口の周りからフックが移動しないように配慮し、ある程度体力を使わせてからランディングします。(時間をかけすぎると弱ってしまいリリースが大変になりますし、時間をかけないと暴れてランディングが大変になりますので、ある程度がいいですね) 小さいサイズは魚体に触れないようにしていますので、リーダーを持ってシーバスの頭だけを水面から出してプライヤーで直接フックを外しています。 スズキサイズになるとランディングはフィッシュホルダーやハンドランディングで行っています。口の周り以外を触る場合は必ず手を濡らしてからにしています。ルアーをしっかりとガイドなどに固定してから撮影し、3分後くらいにはリリースを行います。
シーバスは水中の酸素をエラから取り入れますので、エラに水を多く通せば蘇生しはじめます。まず下顎を利き手で優しく掴み、左右もしくは8の字にゆっくりと動かしていきます。その際、できるだけ股を開いて、動きの幅を大きくすると尚いいです。しばらくしていると胸ビレを動かしはじめます。更にもう少し酸素を送っていくと、弱々しいエラ荒いをしはじめますが、しっかり自分でステイできるまで繰り返し行ないます。ステイできるようになれば後は泳ぎ出すまで体を支えてあげるだけで大丈夫です。シーバスが泳ぎ出したらしばらく見守っています。ランカーは特にですが、陸に向かって泳ぎだす個体が多いので沖に誘導してあげます。背ビレが出ない水位まで行けばもう安心です。

悠然と泳いで行くシーバスはとても美しいです。水の中にいるからこそ、その美しさがあるのですから・・・。
リリースは私のスタイルの中でも最も基礎になっています。 自然に感謝し、そしてシーバスとの再会を祈って・・・。


<筆者Profile>

ハンドルネーム:ODAKA

木更津をホームフィールドとし、日夜ウェーディングスタイルでランカーシーバスを狙い撃ちしている。
RELEASE STYLEを支持。

ホームページ:KGUB@ODAKA

       




 
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