魔法の杖

釣った。
86cm。
86cm.jpg
2年と半年ぶりの記録更新。
しかもこの時期、春。
う~ん、狙って釣ったモンじゃないから交通事故的なホント偶然かも。潮まわりは確か長潮。そしてド干潮の南風びゅーびゅー。持ちあわせの釣れるパターンの引き出しには「あり得ない」と書いてある。絶対釣れるはずがない。そんな夜。
きっと世のモノカキ的釣り人達はやれこの潮を読んでこのルアーで狙ってががが・・・とか、狙って獲った一発!びびび!とかって書くんだろうけど、狙ってなかったんだから仕方ない。
この夜は、NEWロッドの初振り釣行。昨今どこかで書いたけど、夜半、鳥の群にボートで突っ込んで竿を折られてしまったんですね。商売道具だからってのもあるけど、大切な友人から譲ってもらった大切な1本。同じモノを捜したけれどすでに生産中止だったから、同じ系統で新型のモデルを新たに購入した。
ロッドを入手すると単に「釣り行きたい!」となるのだけど、そこを「ロッドに魂を入れる!」という言い方をする。本当はコレもかっこつけている言い方みたいでイヤなのだけれど。
この夜も入手したての竿が振りたくて振りたくて船を出した訳なのですね。なんでもいいから釣れれば「入魂!」と思っていたけれどこんな日に限ってなんにも釣れない。普段からシーバスなんてモノはサイズを選ばなければちょちょいのちょいのつもりなんだけど、こんな日に限っていつまでたっても魂を入れられないのです。
もう帰ろう!と決意の一歩手前。ここだけやってみるベと選んだホント近所の橋の下。ま、ヒトに言わせればそれなりに実績もある場所だが、ボクにとってはあまり釣れない場所。
そんなところでの1投目にどどん!
やたら引くから鯉かと思ってけっこうラフにファイトした。エラ洗いはしないし当然ジャンプもない。ただひたすら走る走る走る。
いよいよ寄ってきてあっさりタモ入れ。ライトを照らすとやたらにでかくて釣ったこっちがビックリした。サイズを測ると86cm。
しっかり考えるとこのロッドで釣った1匹目がこのサイズになるのですね。なんということ!このロッド、魔法の杖ですか?
これからきっと大物街道まっしぐらです。

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