静岡のランカーシーバス 95cm

せっかくの休日なのに爆風が吹き荒れている。
この風向きだと地元は壊滅。

しかし、あそこなら何とか風が遮られているかも…。
ポイントへ向かう途中で海を見ると、大荒れだ。
普段は波静かな奥駿河湾から波しぶきが飛んでくる。

これはあそこでも釣りは無理かも。
だんだん弱気になってくる…。

ポイントへ着くと
予想していた風向きとは全く違っている。

沖を見ると水煙が上がるほどの強風だ。
しかし、後方の山の影響か、何とか釣りができそうな場所がある。

釣り始めると、風向きがころころ変わる。
やりづらい。

突然、目の前でバイトが弾けた。

いる!

これまで実績のあるルアーを次々と投入するが
反応しない。

と、いうより風で思うように攻められていない。

落ち着くために一服。

再開。

こんな荒れた時にこそ、警戒心を解いた
デカイ奴が出るはず…
そう自分に言い聞かせ、
とにかく丁寧なスローリトリーブを心がける。

すると、

ククン!

やっと、喰わせた!

が、暴力的なエラ洗い。

強烈な引き。
素速さはないが、トルクのある引きに翻弄される。

ドラグ音が鳴り響く。

前日のランカーとは比べものにならない抵抗に
大物だと確信する。

寄せては走られ、寄せては走られ、
緊張感のある戦いだ。

だが、波打ち際での攻防を制した。

ズリ上げた獲物に
フィッシュグリップをかけようとするが
興奮してうまく掛からない。

ついに来た。モンスターだ!
いい顔つきだ!

それにしても太い。
愛機のツインパが何と小さく見えることか!

計測すると…、95cm!!!

風にめげずにキャストし続けたかいがある1本。

殊勲のルアーは、
今日タックルボックスに仲間入りしたばかり。

すばらしい出会いに感謝!!!

Report・・・・・・GET DREAM!